梶原耕藝

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2025.06.05|学習・研究

宿坊とまちづくりの関係性を考える 〜その①〜

岐阜県の飛騨高山に来ています。

今回の旅の目的は、宿坊に泊まること。

農繁期でますます忙しくなるにもにも関わらず、敢えての強行。

今行っておいた方が良いと直感が働いたからです。

目的地は高山善光寺といい、長野にある善光寺の別院にあたります。

宿坊はプロデュース会社が運営していて、全国の寺院と連携して、現代的な宿泊施設として再生する取組みをされています。

宿坊は以前、修行者や参詣者を受け入れるための施設として存在していましたが、現代になって、そういった宗教文化の空間が観光や地域再生の文脈で語られるようになりました。

自分も今回、朝の勤行に参加し、読経をしたり瞑想をしたり。

そこから、地元の朝市に足を運んでお金を落とすという滞在型まちづくりの流れになっていました。

寺院を管理されてる僧侶にお話を聞くと、何と宿泊客の99%はインバウンド客で、日本人は月に1〜2組程度とのこと。

ただ、本来は日本人にも来てもらって、自分を見つめ直す時間にしてほしいと語っておられました。

夜のお寺の本殿に入ったのは初めての経験でしたが、しんと静まりかえった中にご本尊がうっすらと明かりで照らされてるのを見ると、背筋がしゃんと伸びる感覚になります。

高山善光寺のこんな取組みは、山都町でも応用できることがある気がしましたが、長くなるのでまた今度。

しかし、宿坊のコンセプトと我がトマトジュース「百年」は親和性が高いと思うんですが、いかんせん飛騨高山は夏秋トマトの産地。

さすがに難しいかなー

これから熊本に帰ります。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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