梶原耕藝

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2021.05.02|農家の日常

花芽分化のタイミング

トマトを仮植して18日目。

花芽が見られるようになってきました。

ここ数日は台風みたいな強風が吹き荒れて、育苗中のトマトが倒れるんじゃないかと心配するほどでした。

特に被害もなく順調に育っています。

花芽の形成が始まる花芽分化は、その時の生育状況によってタイミングが変わります。

通常、本葉が8~9枚くらいついて花芽分化する場合が多いです。

10枚すぎても一向に花芽がつかないこともありますが、これは肥料の効きすぎですね。

1段目の花房がつけば、それ以降の花房は本葉3枚ごとにつきます。

また、たまに本葉が5枚で花芽がつくこともまれにありますが、その分だけ定植の時期も早まってしまいます。

なぜこれほど花芽分化の時期が違うのか。

その時の気候(日射量や気温)、土の水分量、苗の生育状態などいろんな条件が絡み合って変化するのだと思っています。

特に、気温が低かったりすると花芽分化が早い気がしますね。

トマト農家にとって、花芽の形成がちゃんと進んでいるか、毎日欠かさずチェックするのが必要で、それによって定植時期をある程度予想し、今後の作業スケジュールを組んでいくことになります。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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