2021.05.06|その他
仕事の5段階
今日は夏のように暑い日差しが降り注いでいます。
昨日までゴールデンウイークでしたが、多くの農家はせわしなく農作業に注力する毎日だったはず。
「世間の人たちはうらやましいなぁ」
「ゴールデンウイークなんて無ければいいのに」
農家なら誰しも抱く感情です。
そんな時期だからこそ、あらためて自分にとって仕事とは何なのか、考えてみる良い機会かもしれません。
『仕事の5段階』という概念があります。
①Labor(労働)
②Work(作業)
③Calling(天職)
④Self-actualization(自己実現)
⑤Self-transcendence(自己超越)
の5つに仕事は分類され、①から⑤に進むことでステップアップしていきます。
有名な「マズローの欲求階層説」の仕事バージョンみたいな感じですね。
①Laborは、頭を使わなくてもできるような単純作業。
②Workは、いわゆる”仕事”。労働を提供して対価としての賃金をもらっているイメージ。
③Callingは、自分の生きがいになるような仕事。まさに天職。
④Self-actualizationは、「仕事を通じてなりたい自分になれた」「この仕事をするために生まれてきたんだ」と思える状態。
⑤Self-transcendenceは、社会貢献や他者貢献が仕事になっている状態。
①から③に到達するだけでも素晴らしいですが、④⑤となると一握りの人しか到達できていないかもしれません。
自分は今どの階層に属しているのか。
とりあえず、③まで到達できたら第1段階クリアだと考えています。
私には「地域のために貢献したい」という思いがあります。
でも、いきなりそこを目指すのは、『仕事の5段階』の基準に照らせば、③を飛び越えていきなり⑤を目指すようなもの。
それだと、地に足がついていないのでうまくいかないかもしれない。
だから、まずは”農業=天職”だと心の底から思えるように農業に向き合い、そこから地域のために貢献したいと考えています。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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