2021.05.10|農家の日常
ニンニクの芽 初収穫
今年から初めて作付けした有機ニンニク。
昨年10月に植付けしてから、越冬する間、-10℃を下回る日もジッと耐え・・・
春になり暖かくなると、待っていたかのように急に生長が進み始め・・・
4月中旬にもなると生長はピタッと止まり、下旬に入ると芽が出始めました。
地上部の生長がピタッと止まるということは、栄養生長から生殖生長に切り換わったということです。
私もニンニクを植えた経験がなかったので、どんなタイミングで芽が伸びてくるのか、どんな草姿になるのか、いつ収穫すれば良いのか感覚がつかめませんでした。
近くのニンニク農家のほ場を見せていただいたり、アドバイスをいただいたりして学んできました。
ニンニクは地下球だけでなく、芽にも商品価値があります。
球も芽も出せる一石二鳥の作物です。
芽の方が早く収穫適期が来るので、今回、芽を初収穫しました。
根元を指でつまみ、ひねれば簡単に”ポキッ”。
株によって生育スピードが違うので、数回に分けて収穫していきます。
ニンニクの芽とは、つまりトウ立ちした花茎を摘み取ったもののことで、ここから必要な部分のみを商品として出荷していきます。
芽の中ほどにある黄色い部分が花蕾。

ニンニクの花は見たことはないのですが、おそらくニラやネギのような花が咲くんでしょう。
芽を収穫してから20~30日ほど経てば、今度は球の収穫に移ります。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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