梶原耕藝

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2021.06.05|農家の日常

生ニンニクの乾燥法

収獲したばかりの生ニンニクは、多くの水分を含んでいます。

ニンニクは生のまま食べた方が、新鮮だし風味も残っていておいしいのですが、水分が多いので保存に適さないという欠点があります。

新鮮なニンニクをそのまま置いておくと、水分の多さから”カビ”が生えます。

特にこの時期は梅雨で湿度が高いので、油断してるとすぐカビが・・・

私も、収穫してコンテナにそのままにしておいた一部のニンニクに、うっすらとカビが生えてました。

たった一晩だったのに、カビって本当に恐ろしいヤツです。

自家消費のために栽培するなど、ニンニクの収穫量が少なければ、風通しの良い軒先などにつるして自然乾燥させても十分なんですが、出荷用で、ある程度の量がある場合はそうもいきません。

とにかく、地べたに置いたりしておくのが一番良くない。

そこで、乾燥送風機を使って強制的に乾燥させます。

うちには乾燥送風機は無いので、親戚が持っている機械を使わせてもらいます。

元々はシイタケの乾燥に使われていたものなんですが、灯油を燃やして温風を送り水分を飛ばすという原理は同じ。

あとは温度や乾燥時間などを適切な状態で維持するだけです。

ニンニク栽培は初めてなので、とにかく最初は不安やわからないことだらけ。

毎日様子をみながら、ちょうど良い状態の乾燥ニンニクをつくりあげたいと思います。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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