梶原耕藝

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2021.06.07|農家の日常

トマトとすてきな生理障害①

トマトを栽培していて起きるトラブルは、病気や虫害だけではありません。

そのどちらでもない「生理障害」という症状があらわれることがあります。

どんな作物にも生理障害は発生しますが、トマトによく見られるものはパターンが決まっています。

↓この症状は何と呼ばれるかわかりますか?

(一番右)

これは「窓あき果」といいます。

トマトの実に窓がついてて、大きく開けたように見えるのが由来ですね。

果皮に穴が空いて中身が露出していますが、これは病気ではありません。

私の経験上、特に第1果房に多発するようです。

理由としては、育苗期間(4~5月)には低温にさらされる日が多いからと考えられます。

寒い日は朝の気温が0℃近くまで下がりますからね。

対策としては、なるべく保温して低温にさらさないようにすること。

ハウスであれば密閉をしたり、2~3重でビニールを被せたりして。

プランター等であれば、夜間は室内に入れておくと良いと思います。

他の原因としては、肥料過多や土の過湿も考えられるので、肥料や水のやりすぎに注意が必要です。

いずれにせよ、この「窓あき果」は、実がついて大きくなる初期段階で視認できますので、対処は難しくありません。

摘果する場合は、「窓あき果」のような生理障害が出た実を優先的に摘み取りましょう。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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