梶原耕藝

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2020.03.31|農家の日常

地震・雷・火事・イノシシ!?

ニンジンの収穫が終わりました!今年はイノシシ君に収穫作業を手伝ってもらってメッチャ助かりました✊

・・・って、

あ、荒らされてる・・😢

というわけで、今年はイノシシに結構痛い目に遭わされました。畑に侵入して農作物を食い荒らしていくのですからたまったもんじゃありません。

農家もその対策として、畑の周りに電気柵を設置して畑に侵入するのを防ぐのが一般的な対処方法です。

↑こんな感じで。

イノシシやシカも触れば痛みを感じるくらいの電気が流れているので近づくのを嫌がる場合もあれば、味をしめた野生生物は電気をお構いなしに侵入して食い荒らしていく場合もあります。いやー、困ったもんです。

私の住む熊本県山都町は中山間地域。これまで、人間と野生生物が互いの生活圏が隣り合う中で農業が営まれてきました。

これだけ鳥獣被害が増えてきた要因はいろいろあるけど、人間の生活環境の変化(例えば森林や薪を使わなくなったこと)によって、野生生物への圧力が低下して、人間の生活圏に侵入してくるようになったのが大きいと思いますねー。

そんな意地悪なイノシシを捕獲しようとワナも仕掛けたりします。冒頭の写真は箱ワナといって、中に入ると入口が閉まる仕掛けです。ただ、イノシシは意外と知能が高いのでそう簡単には捕まりません。常に知恵比べです。

今後は鳥獣害がますます地域の大きな課題としてのしかかってくると予感します。しかし、それを必ず克服していくのもまた人間の大きな智恵なのです。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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