2021.09.07|農家の日常
この赤いキノコの正体は?
「お前、これ何か知っとるや?」
私がトマトの圃場にいた時、父がそう尋ねてきました。
そこには赤褐色の、大きな傘をもつキノコがいくつも並んでいます。
イノシシの罠を見に行った時に、群生しているのを偶然見つけたそうです。
「こんなの初めて見た」
私はおろか、母も名前がわかりません。
そのキノコの正体とは・・・あなたはわかりますか?
父が持っていたキノコは
『霊芝(レイシ)』。
私も名前くらいは知っていましたが、生で見たのは初めてだったので、詳しく調べてみました。
日本名では「マンネンタケ」と呼ばれて、「霊芝」は中国の生薬名。
高血圧や肝機能の改善のほか、β-グルカンという癌に効く物質なども含まれたり、アミノ酸も豊富に含まれているので、古来から生薬として重宝されていたそう。
「霊芝」には「最高のキノコ」という意味があるとのことです。

天然の霊芝は貴重みたいですが、それが結構たくさん見つかりました。
薬効が高いのはわかったんですが、いかんせん、どうやって服用したら良いのかわからない(;^_^A
腐らないように、とりあえずハウスの中に吊り下げて天日干ししてみましたが・・・
良い保存~服用の方法を知っている方がいたら教えてください。
しかし、この希少な霊芝。
シイタケみたいに原木栽培して、生薬としてビジネスにできたら・・・と妄想しています。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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