梶原耕藝

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2021.09.13|農家の日常

もうすぐトマトの摘心

東シナ海に停滞する台風の影響で、ここ数日は曇り空が続いています。

週末まではこんな天気が続くようで、また8月の長雨の再来になりはしないかと気をもんでいます。

トマトも樹勢を回復していたのですが・・・

今年は天候不良で泣かされる年になりそうですね。

9月も中旬に入りましたが、夏秋トマト農家が毎年この時期にやる作業が「摘心」です。

摘心とは、樹の先端を人為的に摘み取って、生長を抑制する作業のこと。

摘心をすることによって、これまで茎が伸びるために使われていた養分が、実付きを良くするために使われるようになります。

摘心をすると新しい花が付かなくなるので、一見もったいない気がしますが、もし仮にこれから花をつけさせて9月後半に着果したとしても、収穫時期は11月後半~。

11月といえば、このあたりでは朝晩がすっかり冷えて霜が降りる頃。

ハウスで暖房を焚いて加温するわけではないので、霜でトマトがやられたらシーズン終了です。

なので、霜でトマトがやられる時期から逆算すれば、摘心する時期がちょうど今くらい・・・ということになります。

毎年のことですが、摘心をしだすと

「今シーズンも残りあとわずかだな」

という気持ちにさせられますね。

今回は、台風が通過するタイミング(偶然ですが)で、摘心を開始したいと思います!

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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