2021.12.16|AGRI PICK
前職の経験を活かすということ
周りの若手新規就農者を見渡すと、その就農したいきさつや動機はさまざまです。
学校を卒業してすぐ農業に飛び込んだ人。
農業とは無縁の世界から、民間企業を経て就農した人。
親元就農したUターン者。
ゼロから農業を始めたIターン者。
個人の農業経営者。
農業法人の被雇用者。
ひとえに新規就農者といっても、今やっている農業スタイルも、これから目指す農業の姿も千差万別です。
私も、熊本県庁を退職して農業の世界に飛び込んでから5年が経ちました。
自分がどんな農家になるかという理想像は、その時代の状況や価値観の変化に応じて形を変えてきています。
最近、農業をやってて思うのは、公務員だった経験を農業にも活かさなければならないということ。
自分の得意なこと、やっても苦にならないことって何だろう・・・
そう考えた時に最初に思いついたのは、
「文章を書くこと」
でした。
「農業とは直接関係がない」と思われそうですが、自分のスキルがいつどこで活きてくるかなんてわかりません。
役所は文書をつくるのが仕事の大部分を占めてるわけで、そういうのはもう慣れている。
そんな考えから、1年半前からブログを書いたり、WEBメディア『AGRI PICK』で記事を執筆したりしてきました。
”農家は畑に居ることが仕事”
”スマホばかり触らんで手を動かせ”
親に言われ「それはおかしい」と反発したこともありました。
時間の確保が一番の壁だったりしますが、農家にとっても情報発信は大事な仕事の1つだと思っているので、これからも辞めることなく続けていきます。
(ついクセで役所らしいお堅い文章になってしまうことがあるので、そこだけは気をつけよう・・・)
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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