梶原耕藝

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2022.05.30|農家の日常

ニンニクの収穫、ようやく終了

熊本の最高においしいトマト農家、梶原耕藝です。

「雨の前に、なんとか収穫完りょ~~う!」

それは息子たちのおかげでした。

梅雨入り間近の貴重な晴れ間がつづいていた昨日、ようやくニンニクの収穫が完了しました。

栽培面積は大きくないんですが、機械をつかわず手掘りなので人力だと時間がかかります。

収穫適期をすぎてしまうと、実が割れたり腐ったりしやすくなるので注意が必要。

雨の日に収穫しようとすると、根元で茎が切れてしまったりして収穫が大変になるので、晴れ間が続く場合は時間との勝負です。

早く終わらせたかったので、次男と三男にも手伝ってもらいました。

三男は途中で心が折れたらしく、車の中でずっと寝ていましたが・・

ニンニクは収穫したあと乾燥させる工程が必要なのを、農家でも意外と知らないことがあります。

生ニンニクは水分を多く含んで瑞々しいのですが、その水分の多さゆえ長期保存には向いていません。

スーパーなどの店頭で売られているニンニクは、乾燥して水分を飛ばしているものですね。

量が少なければ軒先に吊るして乾燥させると良いのでしょうが、多い場合はそうもいきません。

かといって、そのまま放置しておくとすぐにカビが生えて商品価値が落ちてしまう。

ニンニク専用の温風乾燥機も存在するんですが、小規模に栽培しているだけなので購入は考えていません。

さて、どうやって乾燥させるか・・・

親戚のお宅に、あまり使われていないシイタケ乾燥機があるので、それを使わせてもらうことにしました。

温風を送って空気を循環させて乾燥させるので、原理は同じ。

乾燥が進めば2~3割程度水分が減って、保存がきくようになります。

初めてニンニクを栽培した昨年は、うまく乾燥が進まずに苦労しましたが、今年はいろんな反省点をふまえて改善を図りました。

とはいえ、雨が降り出す前に収穫を終えたことが一番うれしい。

今回の収穫は、気がすすまなくても一緒に手伝ってくれた次男や三男の功績が大きいので、ちゃんと対価を払います。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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