梶原耕藝

CATEGORY

KEYWORDS

2022.07.22|その他

やっぱり農家は体が資本

大津町のゴッドハンドに出会って、体をいじられた感想は、

「あ、オレ身長が伸びたかも」

でした。

先日、朝からトマトを収獲中のこと。

トマトをケースに入れようと、右手を前に差し出した瞬間・・・

腰に覚えのある痛みが走った。

「やば、ギックリ腰だ」

数年前に初めてギックリ腰になってから、毎年のように発症を繰り返してきました。

これまでは秋や冬などシーズンオフの時期になっていたんですが、今回はじめて夏場の忙しい時期の発症。

ギックリ腰のツラいところは、ケガと違い外見上わからないので、第三者にはその大変さが理解してもらえないこと。

忙しくない時期なら安静にしておきますが、毎日トマトを収穫するようになって、ゆっくりしておくことはできません。

コルセットを腰に巻きつつ、前かがみにはなれないので立ったり座ったりしながら、何とか収穫を続けています。

ギックリ腰に毎年なるということは、骨盤のゆがみなど何らかの原因があるからなのでしょう。

しかし、そうわかっていても、これまで何十年も続けてきた1つ1つの動作のクセが積もり積もって今なので、簡単には治りません。

大津町に腕のいい整体師がいると聞いて、1時間以上車を走らせて行ってきました。

町の中心部からだいぶ山を登ったところにある、ひっそりとした建物。

ベッドにうつ伏せになるやいなや、

「あー歪んでるがすぐわかるな」

「ギックリ腰になるっていうのは、不摂生を放置してきたわけだから、本当は恥ずかしいことなんよ」

いろいろと話をしながら、体中が面白いようにポキポキと音を鳴らします。

整体師の先生は、昔はたった1人で120頭の肉牛を肥育していた畜産農家で、牛肉の輸入自由化のタイミングで離農したとのこと。

「公務員辞めて農家になるなんてもったいねーなー」

と、よく言われるセリフを聞きつつ施術を終えると、腰がスッと真っすぐに伸びた感触が😲

「それがキミ本来の立ち姿なんよ」

腰の痛みもかなり軽減されていました。

農家は体が一番の資本。

定期的にメンテナンスしてあげる必要があるなと、改めて思った一日でした。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

最新記事

トップに戻る矢印