2022.12.06|農家の日常
今シーズンもお買い上げありがとうございました
熊本のトマト農家、梶原耕藝です。
今シーズンのトマト栽培も終了となりました。
お買い上げいただいた皆様、見守っていただいた皆様、今年もありがとうございました!
生育期の終盤になってもモリモリ生長していたトマトの樹も、氷点下まで冷える朝には凍害に遭って、一晩で終わりを迎えました。
トマトの実も、凍って透きとおったものが見受けられます。
「冬場は暖房を焚いて育てないんですか」
と聞かれることが多いのですが、それはやりません。
今の時期になれば平野部のトマトの出荷が増えて、供給量が満たされていること。
収穫時期を延ばせば、そのぶん来シーズンの作付け準備が遅れてしまうこと。
加温するための光熱費がかさむこと。
など、いろんな理由があります。
トマトの樹にはまだたくさん実がついてるんですが、これを全て処分する作業は避けては通れません。
トマト農家の自分が、最も憂鬱になる作業の1つです。
「さあ、撤去作業を終わらせるぞ…!」
と気合を入れてたちょうど昨日、自宅に1本のTEL。
「トマトを買いたいんですが、まだありますか?」
というお客様からの問い合わせ。
幸い、撤去寸前に貴重なトマトを一部収穫していたので、何とかご用意することができました。
処分するにはあまりに惜しいトマトが残されていたので、少しでもお届けできるのは素直にうれしいです。
というわけで、これで今シーズン終了となりました。
来シーズンもまた新しいことにチャレンジします!
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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