2023.03.31|農家の日常
伝統と因習を切り分ける
熊本のトマト農家、梶原耕藝です。
3月も今日まで。いよいよ明日からは新年度がスタートです。
3月といえば、トマトの植付け準備であわただしくなる時期ですが、年度末でもあり、地元にあるいろんな組織・団体の総会がめじろ押しです。
毎日のように会議や打合せがあったりするので、
「同じ日にいっぺんにやってくんねーかな」
と思うのが正直なところ。
過疎化が進んでいるので地域の担い手が足りず、みんないろんな役職をかけ持ちしているのが実情だったりします。
どちらかといえば、自分はわりと合理的に考えるので、不必要とか時代にそぐわないと思われる仕事や役割は、バッサリ無くしてしまいたい。
というか、そうしないと一人ひとりの負荷だけが増えていきます。
その行事や役割は、
本当に必要なものなのか、惰性で続けてきたものなのか。
未来に残すべき伝統なのか、因習として残っているものなのか。
すべてを残すのは不可能なので、大胆に取捨選択をするのが、自分たちの世代の仕事のような気がします。
そんなことを考えつつ、今日はハウスの中をトラクターで耕耘。
いよいよあわただしくなってきましたが、作業が後手後手にならないように気合を入れていきます!
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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