2023.05.01|農家の日常
トマトの根に広がるミクロの世界
熊本のトマト農家、梶原耕藝です。
トマトの定植(前半戦)が終了!
今年は定植日が穏やかな天候に恵まれて良かった~
ハウス内の予め決めた場所に植穴を空けて、1植えずつトマトの苗を投入。
今年の苗は節間が締まって、がっしりとした良い苗。
トマトの苗からポットを外すと、根がビッシリ張っているのが見えます。
根の回り方も申し分なし!
作業を止めて、トマトの根をよーく観察してみると、産毛が無数に出ているのが見える。
この根毛は、植物が水や養分を吸収するときに必要で、土と触れる表面積を大きく増やす大事な器官です。
人間の血管をすべてつなぎ合わせると、地球2周半の長さになると聞いて頭が混乱したことがありますが、おそらく、トマトの根もすべてつなぎ合わせれば、相当な長さになるはず。
さらにさらに根毛の表面を、目には見えないミクロの世界にまで拡大していくと、星の数ほどの微生物がたくさん棲んでいて、植物に養分を供給したりする共生関係をつくっています。
よく、
「農家の仕事は、作物をつくることではなく、育つ環境をつくること」
と言われますが、トマトの根1つをとって見ても、植物の持つ無限の力を感じて妙に腑に落ちるのです。
2200本のトマトの苗を一気に定植したので、2200回スクワットをしたのと同じ疲労感💧
定植してからは、まさに気の抜けない日々が続いていきます。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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