梶原耕藝

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2020.04.10|農家の日常

トマトと子育て

トマトの苗がずいぶん成長してきました!

ちょうど5枚目の本葉が出始めたところでしょうか。

ちなみに、今育てているトマトの苗の品種は「りんか409」。

私の住んでいる山都町では一般的に栽培されている大玉の品種です。

水っぽさはそんなになくて、甘さと酸味のバランスがとれた品種です。

毎日観察していると、日に日に成長していくのが目に見えて分かるので、我が子の子育てのように思えて楽しくなってきます(*^^)

野菜を育てることって、子育てと通じることがたくさんあります。

甘やかして育てるとストレス耐性の低い苗に育つし、かといって厳しくしすぎてもいけない。

トマトの栽培方法の中には、徹底的に水を与えず負荷をかけ続けてトマトの糖度を上げるやり方もあり、それを実践している農家もいます。

ただ、木は大きく育たないし、収穫できるトマトの量も減るので、ほとんどの農家はそこまでできないんですけど(心情的にも)。

毎年思うのですが、やはりトマトの栽培は高いレベルが要求されます。

こちらの考えているようには育ってくれないことも多々あります。

でも、だからこそ、育て甲斐のある野菜です。

今年もトマトを待ってくれている方のために、愛情をもって育てたいと思います。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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