2023.07.05|農家の日常
自然災害に立ち向かう力も農家に必要なもの
熊本のトマト農家、梶原耕藝です。
災害が起きた時に力を発揮するのは、田舎だからこその共助の精神。
トマト畑も大雨でなかなか大変な状況だったけど、周囲の農地や農業施設も大変なことになってた。
雨もひとまず落ち着いて周囲の状況を確認してみると、あちこちで被害の爪痕が。
土砂が流れ込んだ田んぼ。
土砂崩れで寸断された道路。
冠水して使いものにならなくなった農業資材。
うちの集落は、数キロ先から川を堰き止めて、山の中に造られた水路を通って田んぼの水を引いてあります。
今回の大雨で起きた土砂崩れで、その用水路が埋没。
トンネル内にも土砂が流れ込んでます。
集落の各戸から駆けつけて、土砂の撤去作業をやりました。
トマトの方も気になりますが、仕方なし。
大量の土砂で埋まってるので重機に頼りたいところですが、重機も簡単に入れられない山奥なので、自分たちで作業を進めます。
持っている道具はスコップやクワ。
土砂と一緒に篠竹も混じってるので、とにかく土砂が出しにくい。
それでも、全身泥だらけになりながら、何とか一番ひどかった箇所の泥出しが終わりました。
それ以外にも、泥出しだったり改修工事が必要な場所がたくさん。
最低限、水が通るようにだけしておいて、様子を見るしかありません。
元どおりの機能を取り戻すには、当分時間がかかりそうです。
しかし、腰が重い。
疲れた〜!
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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