2024.02.29|農家の日常
熊本県農業コンクール受賞記念祝賀会で思ったこと
おかしいな…
今日は結婚披露宴だったっけ?
そう思わされる夜がありました。
昨夜はJAかみましき主催の、県農業コンクール受賞祝賀会に呼ばれて行ってきました。
さといも部会も県野菜組織活動コンクールで2位を受賞されたということで、合同での祝賀会です。
まず会場に入ってみてビックリ!
わざわざひな壇が用意してある。
その後ろには金屏風が。
参加者も50名以上。
しかも、JAかみましきの梶原会長や組合長以下理事の方々、山都町副町長に正副議長、県振興局、生産部会の役員の方々というなかなかの顔ぶれ。
普通の飲み会感覚でいたので、完全にアテがはずれた…
来賓の方々から祝辞をいただいた後、お礼の言葉を述べさせていただきました。
何を言おうかなと考えつつ、自分の今までを振り返った時に思ったこと…
それは、自分の農業はいつも誰かに支えられてやってこれたということ。
かつて、組織で働いていた時は、もちろんチームの一員として共通の目標に向かって仕事をするのは自然なことでした。
農家になると、仕事の大半は自分が決定権を持つし、うまく行けば自分の実力だと思い込みがちだった気がします。
でも、たとえ個人農家であっても、つくった作物がお客様の元に届くまでには、いろんな職業のいろんな立場の人が、自分のために動いてくれたおかげ。
今さらながら、改めてそれを思い返すことができました。
「中山間地農業のモデルケースを創りたい」
あいさつでそう語らせてもらったのは、これから確実に訪れるドラスティックな時代に合った農業を、中山間地で形にしたいと思っているから。
昨夜は、たくさんの方に感謝しつつ、さらにエネルギーを充填することができました。
ていうか、その後祝宴になったのですが、皆さんがかわるがわる酒を注ぎに来られてずーっと話しっぱなしで料理を食べる暇はなし。
完全に2度目の結婚披露宴みたいになりましたとさ。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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