梶原耕藝

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2024.09.22|学習・研究

北海道で感じた山都町農業の可能性

北海道1泊2日の弾丸ツアー、無事に終了!

北海道の雄大さと、熊本山都町の可能性を感じた旅でした。

JAトマト部会の研修で、北海道の視察に行ってきました。

自分にとって今回が初の北海道入り。

トマトの管理で大忙しの最中、これまで縁が無かった北海道に行けるならと、参加してきました。

空港に着いて屋外に出ると、エアコンが入っているんじゃないかと思うくらい涼しい。

今の北海道が夏秋トマトにとって最適な気候かも。

夏秋トマトの産地でもある鵡川町に向かう道中は、山都町ではあり得ないくらい道路がまっすぐ。

車窓に時折見える広大なブロッコリー畑。

自宅倉庫に鎮座する巨大な農機具。

やはり山都町とはスケールが違う…違いすぎる。

今回は実際にトマト農家さんの圃場に行って、いろいろと教えていただきました。

その方はトマトとは別に、水稲を20ha作っている、と。

山都町で20haも米を作っている農家はほぼいない(はず)ですが、こちらでは普通の感覚なんでしょう。

じゃあ、熊本県山都町のトマト農家が全然敵わないかといえば、決してそんなことはない。

少なくともトマトづくりに関して、技術的には対等あるいはそれ以上…という感想でした。

北海道も今年は暑かったと思いますが、熊本もそれ以上に暑かった。

ていうか、今日もまだ真夏のように暑い。

九州に着いたら北海道と全然違う(笑)

山都町が高冷地とはいえ今年のような暑さがデフォルトになれば、今後もかなりハードな栽培環境になることが予想できます。

一方で、夏秋トマトは流通量が減っているから高値が続いていて、どこかしこでトマトが足りないと聞く。

農家数の減少と猛暑対策が、今後の山都町農業の将来を決めるファクターになりそうです。

しかし、北海道を1泊2日で回るのはどう考えても無理がある。

訪れたい場所はたくさんあるので、それは今後の楽しみにしておきます。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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