梶原耕藝

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2024.10.08|その他

ミニトマトの洗礼

噂には聞いていたが、これほどとは…

今まさにミニトマトの洗礼を受けています。

10月に入り、長く続いた猛暑がようやく収まって、トマトにとって過ごしやすい季節がやってきました。

今年は猛暑で大変な目に遭わされました。

これから徐々に気温が下がってくると、それに伴ってトマトの色づきも緩やかになり、収穫量も減っていきます。

そこで、ミニトマト「ほれまる」は、わき芽を残してなるべく多く花を付けさせ、収穫量を増やす作戦に切り替えました。

樹勢が回復してきていたので。

本来、トマトのわき芽を放置すると、主茎よりも成長が早くなり栄養が分散してしまい、結果として実の生長が遅れたり、全体的な収穫量が減少することがあります。

なので、わき芽をなるべく早めに取り除いて、主茎に栄養を集中させることで、健康な成長が促進されます。

ただ、今年はミニトマト「ほれまる」も、さすがにこの猛暑はこたえた。

暑さと強い日射にさらされ、ミニトマトの実が割れ、日焼けをし、たくさん処分をせざるを得なかった。

そのツラさは農家しかわからない。

そして、ようやく涼しくなり、品質も上がってきたので、欲をかいて「ほれまるのわき芽放置作戦」にシフトしました。

ところが、上からも下からも、どんどんわき芽が伸びてきて、気づいた時には野性味あふれるミニトマト圃場に変わっていました。

ミニトマトは大玉トマトに比べて、茎が伸びるのも早いし、わき芽も伸びが早いので大変だと聞いてはいたものの、

「まあ大丈夫だろう」

とタカをくくっていました。

それが、しばらく放置した間に、通路も通れないくらいにトマトの花・花・花。

花だらけの花バクダンです。

すみません、完全にナメてました。

これからちゃんとします。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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