梶原耕藝

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2020.05.08|農家の日常

恵みの”根回し水”

トマトの根よ、もっと伸びろー!!!

定植したばかりのトマトの苗に1本1本手作業で水やりをしました(^^)/

ここ最近は晴天つづきで、気温も高い日が続いています。

定植してすぐのトマトから「水をくれー!!」という声が聞こえてきますので、さっそく水やりです。

本来、トマトはそれほど多くの水を要求しない植物なのですが、定植直後は発根を促すために多めに水やりをします。

これを「根回し水」と呼んでいます。

ハウス内の土壌の中にも水分は含まれているのですが、まだ根を張っていないので水分を吸うことができません。

なので、苗が根を張って葉などを成長させることができる状態、いわゆる「活着」するまでは、人間が補う必要があります。

こうすることで、トマトの成長がスムーズに進んでいくので、とても大事な作業の一つです。

水をやるまでは葉がしおれかけてましたが、その後はシャンとなりました。

我が家のトマトは約5000本ありますので、これを1本1本手で水やりするというのは意外と・・・というか当たり前ですけど骨が折れます。

しかしながら、トマトが元気を出した姿を見ると、こちらも励まされているような感覚になるので不思議なものです。

今後は、苗の状態を見ながら、必要に応じて再度水やりを。

その後は約1か月ほどはいっさい水やりをしません。

トマトに根をしっかり張らせるためです。

私ができるのは、植物の持っている生きるチカラを引き上げること。

甘やかして育てては丈夫なカラダに育たない。

子育てと通じるところがありますね(^^!

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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