2020.05.19|農家の日常
休む≠サボる
昨日の夕方から結構な雨・・・
今日も一日中雨だったので、終日オフの日にしました。
最近は、連日の定植作業で体(とくに腰)が悲鳴を上げてきてましたから・・・(;^_^A
農家はマジメな人間が多いです。
マジメだから黙々と作物と向き合えるのだと思います。
そして、日が昇る前の早朝から日が沈み暗くなるまで、身を粉にして働くことを美徳とする人が多い。
(あくまで主観ですが。少なくとも父はそうです。)
そして、特に急ぎの仕事はなくてもとりあえず畑に行く。
手や足を動かしていないと落ち着かない。
それが農業という仕事だと。
「休む」という行為に対して罪悪感をおぼえるみたいなんですよね。
「休む=サボる」ではないはずなんですが。。。
私が公務員だった頃、「本当はもう帰りたいけど、周りの人がまだ残って仕事をしているから何となく帰りづらい」みたいな状況がありました。
案外、農業の現場にもそれがあります。
場合によっては明るいうちに帰宅して休養を取る・・・別にそれで構わないと思うんですけどね。
休みなく働きつづける。
どっぷりと畑に浸かる。
すごいことだけど、それのみが農業のあるべき姿ではないし、子どもたちに農業の仕事としての魅力が伝わらないんじゃないかと感じます。
新しいアイデアや発想は、心の余裕から生まれる。
農家も自分の仕事をきちんと時給換算し、労働生産性を高めるという意識が必要だと考える毎日です。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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