梶原耕藝

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2020.05.31|農家の日常

摘果作業はじめました

つきすぎたトマトの実を摘み取りました!

定植から3週間以上経過して、第一果房についた実は、大きいものでゴルフボールくらいになってます。

しかしここで、大きくなってきた実を取り除く「摘果(てきか)」作業を行うことに。

なぜ、せっかく大きくなった実を摘果するのか。

それは、トマト自身にかかる負担を減らして、残った実に栄養分が行き渡るようにして、大きな果実に成熟させるためです。

摘果をしなかった場合、トマトに負担がかかりすぎて実が十分大きくならなかったり、中段以降の着果が悪くなったりします。

ただ、この作業は「もったいない病」との闘いでもあります。

せっかく5~6個ついてる実を3~4個に減らすわけなので。

なかには、トマトの株が十分に成長しないまま結実してしまって、株に大きな負担がかかっている場合もあります。

そんな時は、思い切ってその果房を全部摘み取ってしまうこともあります。

もったいないですよね。

でも、トマト自体のキャパを超えてしまった分を取り除くという考えで割り切ることが大事です。

目の前の損得に振り回されることなく、1~2か月先のトマトの生育状況をイメージしながら作業する。

やっぱり、毎日のトマトとの対話なんだなーと思います。

あ、でもこれ、大玉トマトの場合は果実1つあたりの負担が大きいので必要な作業ですが、ミディやミニの場合はそこまで気を遣う必要はないだろうと思います。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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