梶原耕藝

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2025.05.26|商品紹介

なぜ『百年』なのか

トマトジュース『百年(ひゃくねん)』には、名前のとおり「百年」という時間軸の思いが込められています。

わが家はこの地で、220年以上にわたり土を耕し、自然とともに生きてきました。

…いや、正確に言うと、梶原家のルーツをもっと辿ることができたら、おそらく数百年前から祖先がこの地に根を下ろしていたのでしょう。

「百年」は、過去と未来をつなぐ言葉です。

先人たちが築いた歴史と、これから百年先の世代へ残していきたい農のかたち。

その間にいる自分が、できることを形にした一本です。

『百年』は通常売られているトマトジュースよりも価格が高め。

その理由は、安く売ることを前提にしていては、この営みが次の世代に続かないと強く感じているからです。

今の農業には、薄利多売の構造が根強くあります。

米価が高騰していると言われますが、ようやく採算ベースに乗っただけで、我が家の米も利益は度外視で作ってきました。

どれだけ手間をかけて育てても、安くなければ売れない(と思い込んでいる)。

でもその価格では暮らしが続かない。

そんなジレンマに苦しむ農家は多いはず。

だからこそ自分は、

「少量でも、しっかり価値を届けて、持続可能な農業を実現したい」

という思いで、このジュースを作りました。

『百年』は、完熟ミニトマト「ほれまる」だけを使い、塩も砂糖も加えず、自然の味そのままで仕上げています。

単に高価格なだけでなく、それに見合う手間もかけてきました。

このジュースを手に取ってくださる方には、ただ「おいしい」だけでなく、

「この価格には意味がある」

と感じていただけたら、これほど嬉しいことはありません。

『百年』は、未来へ手渡す、一本の覚悟です。 

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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