梶原耕藝

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2020.11.06|農家の日常

トマトと積算温度 その2

11月に入り朝晩がぐっと冷え込んできました。

昨日今日の朝の最低気温はほぼ0℃近く。

例年、この時期からは気温とのにらめっこです。

積算温度とは、一日の平均気温を合計したものです。

当然ですが、気温が高い日が続いた方が早く色づきます。

この時期でも晴れていれば、日中の気温が20℃超えるのですが、放射冷却でかえって朝が冷え込むので、トマトが凍害にやられることを心配してしまいます。

むしろ、曇りの方が朝はそこまで冷え込まないので、凍害のことを考えれば今の時期は曇りが多い方が良いかもしれません。

山都町の9月の平均気温を22℃、10月の平均気温を約16℃として計算すると、9月の月間積算温度は22℃×30日=660℃、10月の月間積算温度は16℃×31日=496℃。

計算上、今赤く色づいているトマトは9月上旬に開花したトマトということになります。

11月は積算温度が高くならないのでなかなか赤くなりませんが、まだ青いままのトマトの実が多く残っていますので、一日でも多く暖かい日が続くよう祈るのみです。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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