梶原耕藝

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2021.02.23|農家の日常

井手さらいは体に堪える(:_;)

今日は午後から、”井手さらい”をしました。

井手=田んぼの用水路

さらい=泥や砂をとりのぞく

つまり、用水路の掃除です。

(「井手さらい」って言葉は方言っぽい気がするんですが・・・どの地域まで通用する言葉なのかはわかりませんw)

例年は、田植えの準備が始まる前の4月に、一日かけて井手さらいをするんですが、今年は2月にもやることになりました。

うちの地域の井手は、数キロ離れた場所から川を堰き止めて、時には岩をくり抜きながら水路をつなぎ、集落の田んぼに水を供給しています。

昔は溝を掘ってあるだけの水路だったそうですが、少しずつU字溝に改良したり、集水桝を取り付けたり、土砂が入らないように蓋を設置したりしながら、維持管理をしています。

水を流していると、水路にどうしても土砂が蓄積してくるので、地域の人で集まって、スコップなどを手に土砂をかき出す必要があります。

何kmにもわたって、土砂をかき出す作業をやらなければいけないので、かなりの重労働です。

泥が水をたっぷり含んでいるので、とにかく重い(-_-;)

特に近年は、イノシシが土手を掘ったりするせいで、土砂が水路に溜まるケースが多くなってきました。

どうしても難しいのは、トンネルの中の土砂をかき出す方法。

真っ暗で肉眼では何も見えません。

土砂がかなり溜まってるせいで、天井も低くなっています。

たまにコウモリがぶつかってきます。

ゲジゲジもいます。

とりあえず今日は、特に作業が必要だった箇所だけさらってきました。また春になって井手さらいを行います。

かなりの重労働なので、井手さらいが終わったあとは体がズシンと重い。

疲れました・・・

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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