2021.04.07|その他
父が退院(想定外の早さで)
リハビリ中だった父が退院しました。
1月はじめに納屋の2階から転落して、骨盤骨折の大ケガを負い、5時間以上の手術を経て、リハビリを続けてきました。
手術をする前、医者からは
「最悪、車イスになることも覚悟してください」
と言われていました。
手術後のレントゲン写真を見ると、10本ほどのボルトを使って、骨盤にプレートを固定しています。
これはまともに歩けなくなっても仕方ないかなーと思いました。
手術後1か月ほどしてから、リハビリ病院に転院。
当初のお医者さんの説明では、4月いっぱいほどで退院するとのことだったので、帰ってくるのは5月に入ってからかなと思ってました。
ところが、リハビリが思った以上に順調に進んでいる(;’∀’)
父は70代ですが、お医者さんからは「50~60代の筋力。農家だからでしょうね」と言われたようです。
通常より回復が早いのは、農家だったのも理由みたいですね。
杖がなくても歩けるし、車にも乗れるようです。
私としては、なるべく退院せずに病院でリハビリしてもらいたかった。
帰宅したらすぐ仕事に復帰しようとするのは目に見えてるから。
そして、止めようとする家族の言うことを聞かないのもわかっているから。
退院した当日はさすがにおとなしくしてましたが、翌日には
「畑を見に行きたい」
と言い出し、母と一緒に畑に行ったかと思えば、いつの間にか山菜を採りにどこかに出かけて、帰ってきたかと思えば、これまた知らないうちに・・・
トラクターに乗ってる(~_~;)
案の定、予想していた展開。
自分がどんな大ケガだったのか忘れたようです。
その日の夜、妹からすごい勢いで叱りのLINEが送られてきたようですが、おそらく懲りてないでしょうね・・
自分が年老いたり、体が満足に動かせなくなった時の引き際。
周りの忠告を聞いて、少しずつ降りていくような生き方。
私にもそんな判断を求められる時期が必ずやってきます。
そう思うと、今の一瞬一瞬がとても貴重な時間に感じられます。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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