梶原耕藝

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2021.05.12|農家の日常

定植苗ってどんな苗?

トマトを今シーズン初めて定植しました。

例年、我が家では苗を購入して約1か月ほど育苗し、定植適期になったらその都度定植しています。

4月に購入した苗は日々管理しながらせっせと育苗中です↓

昨日植えた苗は、すでに定植適期に近い状態まで育苗してある苗を購入しました。

「定植苗」と呼んでます。

定植苗をはじめて購入したのは、定植までの育苗管理の手間を省力化するため、というのが一番大きな理由です。

今年は父が大ケガをして戦力ダウンが見込まれたこともあって、なるべく手間がかからないようにしたい。

通常、苗を購入する4月上旬は、最低気温が低い日も多く、今年は遅霜が降りた日が数日ありました。

そんな時は大変です。

低すぎる気温はトマトの生育にも悪影響を与えるので、夜間は育苗ハウスを密閉し、なるべく外気にさらさないようにするのですが、やはり限界はあります。

一方で、真夏日のように暑い日もあり、そのつど潅水量を調節したりと気を抜けない日が続きます。

昔から『苗半作』といわれるように、苗の出来しだいでその年の作柄の半分が決まるとされています。

それだけ苗づくりは重要な工程。

今回はそれは外部委託することにしたのです。

定植した感想としては、とにかく作業が格段に進む😲

苗はガッシリしている割には小ぶりなので、植え付ける際の取り回しがとても良いのです。

通常の1/3程度の作業時間で終えることができました。

ただ、花芽が小さくて定植するには少し早い苗も多いので、これから数日間の生育管理がとても重要かつ難しくなってきます。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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