梶原耕藝

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2021.06.17|学習・研究

トマト栽培と梅雨の関係

ここ数日、長雨が続いて、すっかり梅雨らしい天気になってきました。

湿度が高くなって日射量も減るので、毎年のことながらトマトにとっては厳しい時期です。

トマトはもともと、中南米アンデス山脈の乾燥した高原地帯が原産の植物です。雨にあたるのを嫌います。

かたや、日本は多雨多湿の国。

雨よけのためにハウスで栽培しているとはいえ、雨の侵入を完全に防ぐことはできませんし、湿度のコントロールも困難です。

さらに梅雨に入ると、毎日のように雨が続くので、トマトにとっては非常に厳しい。

湿度が高いと、トマトにとって敵であるカビが繁殖しやすくなります。トマトの病気の原因は、ほとんどカビであると言って過言ではありません。

昨日、誘引作業をしていたら、さっそく葉にカビが発生していました。雨続きなので防除のタイミングも難しく、頭を悩ませます。

まだしばらく天気も悪そうですが、できる限りのことはやらないとですね!

トマトの梅雨対策については、以前『AGRI PICK』にも書かせていただきましたので、そちらをご覧ください↓

梅雨対策がトマト栽培を制する【小規模農家が実践する収量アップの秘訣】

https://agripick.com/2639

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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