梶原耕藝

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2021.07.10|農家の日常

トマトの1段目の特徴とは

6月あたまに定植した大玉トマト。

ずいぶん大きく生長してきました。

すでに4段目が開花しているんですが、1段目の果実もずいぶん肥大が進んでいて、もうすぐ収穫期を迎えるところです。

ここで、1段目のトマトにはどんな特徴があるのか、自分なりに感じていることをお伝えします。

トマトの苗は、1段目が開花するタイミングで定植します。

そのタイミングで定植することによって、栄養生長と生殖生長がバランスよく進んでいきます。

その後、2段目以降の花房が順々に着果していくわけですが、果実を大きく肥大させるのは、多くの養分を果実に与える必要があるため、トマトの樹にも負担がかかります。

当然ながら、果実の数が多ければ多いほど樹への負担は大きくなりますが、1段目の果実が肥大する頃はまだ着果数が少なく、トマトの樹も元気なので、多くの養分を吸収しながら肥大していきます。

なので、1段目のトマトは、肥大が進むぶんサイズも大きい傾向になります。

店頭で見かけたら「デカッ」と感じるくらいのサイズ感です。

実が大ぶりだからといって、味は決して悪くなく、甘みと酸味のバランスは取れています。

天候などによっては思うように色づきが進まず、収穫ができないことも。

早く収穫してあげた方が負担が減るので、トマトの樹はきっと喜ぶでしょうね。

さあ、1段目の収穫が始まると毎日の収穫作業で慌ただしくなります。

暑さで体調をくずさないよう、休憩も取りつつ頑張りたいと思います。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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