2021.09.02|農家の日常
夏秋トマト栽培はこれからが本番
あっという間に9月に突入。
今シーズンはいろいろと自然環境に振り回される年です。
夏秋トマト栽培にとって、大きなハードルの1つである梅雨が空梅雨に終わり、トマトも順調に生育が進んで安心していたのもつかの間・・・
8月に入ってからのまさかの長雨。
再び梅雨がやってきたように毎日雨が降り続けました。
8月に着花する花は、9月から10月にかけて収穫することになる、シーズンで最も大事な花ですが、ここにきての長雨の影響は大きかった。
日照不足によって徒長ぎみに生長し、花の付きも悪く、相当数の落花も見られました。
下旬になると一転して夏の暑さが戻り、これまでジッと生育がおとなしくなっていたトマトの樹が、ザワザワと動き出しはじめました。
茎葉がグングン伸び始め、新しい花をつけ始めています。
一方で、例年9月に入ると、いろんな病気が発生しやすくなります。
植物も人間と同じで、年を重ねると体力が低下し病気への抵抗力が落ちてきますので。
トマトのような果菜類は栽培期間が長いので、後半どれくらい健康な状態を維持できるかが、大きなカギになりますね。
少しずつ日が短くなり、朝晩も肌寒いくらいに涼しくなって、秋が近づいてきてるのを実感します。
これからトマトの終盤に向けて、気を抜かず頑張りたいと思います!
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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