梶原耕藝

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2022.01.16|農家の日常

2年ぶりのどんどや

15日の土曜日は、集落のどんどやでした。

昨年は新型コロナの影響で中止だったので、2年ぶりの開催です。

自分が組内の長なので、どんどやの準備から何からを任されます。

前日の買い出しから、消防署への事前届け出、当日の役割分担まで。

竹や木を切り出して、竹のやぐらを組み終わると、ようやく点火。

ところが、点火してもなかなか火が回らない。

杉の葉などを突っ込んだりするけど、思うように燃えない。

どんどやのために昼ごはんを抜いた近所の方も、やや不安そうな目で眺めています。

少しだけ焦りが出てきた頃、風が少し出てきたので、枯れた竹などもどんどん突っ込んだら、ようやく勢いよく燃えだしました。

これで一安心。

うちの集落は若い人が多いので、何ごとにも経験が少ない。

うちの父は「やっぱり最近の若いモンは・・・」と言ってましたが、昔もそうやって若者がたくさん経験を積み、成長してきたはず。

火がうまく回らなかったのは、集めた材料に生木が多くて、杉の葉や竹など燃えやすいものが少なかったからですが、この経験を生かして次につなげれば良いだけのことです。

久しぶりの集落の行事でたくさんの人が集まり盛り上がりました。

息子たちは竹の枝の先にマシュマロを刺して、ずっと焼いて食べてました。

しかし、竹筒で燗をつけた酒って、なんであんなに美味しいんでしょうかね。

いつもより酒に甘みを感じるのは、竹の香りが影響してるんだろうか。

やがて、日はすっかり落ち、コップに注いであるジュースが凍るほど寒くなってきましたが、赤く燃える火を囲みながらしばらく盛り上がり続けました。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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