2022.06.22|農家の日常
なぜミディトマト『フルティカ』を栽培しているのか
熊本の最高においしいトマト農家、梶原耕藝です。
なぜミディトマト「フルティカ」を栽培しているか。
それは、自分の好みにマッチした味や大きさだから。
私がトマトを栽培している地域は、昔から大玉トマトが主流です。
今はミニトマト農家も増えているようですが、うちでは大玉のほかにミディトマトを栽培しています。
ミディトマトといえば、大玉とミニの中間といったイメージですが、ミディトマトの特長とはなにか。
ミディトマトは、大玉トマトとミニトマトをかけ合わせてつくられた品種で、大玉よりも食べやすく、ミニよりも食べごたえがあるのが特長です。
味
大玉と食べ比べするとわかりやすいんですが、大玉よりも糖度が高くて酸味がやや少ない傾向にあります。
大きさ
大玉とミニの中間くらいの大きさで、ちょうどピンポン玉と同じ感じ。
”トマト食べた感”は大玉に近い。
大人なら一口で頬張ることも可能だけど、子どもだと難しいかもです。
ミディトマトも多くの品種がありますが、うちでフルティカを栽培している理由は、その大きさや糖度と酸味のバランス、管理の程度などを考えてのことです。
自分が最初に口にした時、
「これは自分好みの旨さだ」
と感動したことを覚えています。
そして何より、
「梶原さんのフルティカが欲しい」
と指名してくださる方がいて、その期待にこたえるため品質を追求しつづけたい。
同じトマトでも、大玉とミディでは栽培管理の方法が違うので、その見極めは必要です。
最初の年はよく失敗しましたが、これも経験を積んでいくしかない。
昨日は天気を見ながら、フルティカのわき芽を摘み取る作業を。
実が日に日に大きくなってきた今、梅雨も相まって丁寧な管理が求められています。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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