2020.04.08|農家の日常
1+1>2
うちで使っているトマトの苗は「接ぎ木苗」です。
接ぎ木とは、2種類の植物を接ぎ合わせて、両方の長所を兼ね備えた新しい苗を作り出す技術のことをいいます。
上の写真を見てください。
透明のクリップで留めてある部分のトマトの茎に、切れ目が入っています。
ここが2本の苗を接ぎ合わせた箇所です。
ちなみに、接ぎ合わせた箇所から上を「穂木(ほぎ)」、下を「台木(だいぎ)」といいます。
「穂木」においしいトマトが多くできる品種を、「台木」には病気に強かったり根の張りが良い品種を使って接ぎ合わせると、両方の長所を兼ね備えた苗ができあがるのです!
以前は、この接ぎ木作業を自分たちでやっていました。
私も学生だった頃、接ぎ木作業を手伝ったことがあります。
しかし、接ぎ木苗は、接ぎ木後の生育管理に高い技術が必要なのと省力化の観点から、今は業者に委託して苗を購入しています。
というわけで、しばらくは生育管理に十分気をつけながら頑張ります!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夫婦やカップルがお互いの意見を尊重すること。
家族がお互いに足りないものを補い合うこと。
組織がメンバーの長所を生かして高い成果を得ること。
毎年接ぎ木を見るたびに、それらの大切さを教えてもらっている気がします。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
最新記事
KEYWORDS
- AGRI PICK
- GoPro
- Kindle
- Metagri研究所
- NFT
- Uターン
- vlog
- webマーケティング
- YouTube
- オーガニック
- カメラ
- くまもと農業経営塾
- クラウドファンディング
- クロマルハナバチ
- こだわり
- コミュニティ
- ストレス栽培
- タバコカスミカメ
- トマト
- トマトの歴史
- トマトの準備
- トマトの育て方
- ドローン
- ニンジン
- ニンニク
- パッケージ
- ふるさと納税
- フルティカ
- ブログ
- ブロックチェーン
- ほれまる
- まちづくり
- ミツバチ
- メタバース
- メルマガ
- ロゴ
- 中山間地
- 価値
- 優里の会
- 元公務員
- 共同作業
- 写真
- 加工品
- 加工品開発
- 労働環境
- 子ども
- 子育て
- 寄付
- 屋号
- 山都町
- 微生物
- 新規就農
- 日の宮
- 映像制作
- 暑さ対策
- 有機
- 有機JAS
- 有機栽培
- 有機農業
- 本
- 梶原家の歴史
- 歴史
- 生成AI
- 生理障害
- 田植え
- 病害虫
- 直接販売
- 移住
- 米
- 結び方
- 耕藝
- 自然災害
- 落花生
- 親元就農
- 転職
- 農家の嫁
- 農業vlog
- 農業コンクール
- 農業で稼ぐ
- 農業の誇り
- 農業ビジネススクール
- 農業マーケティング
- 里親制度
- 障害
- 雪
- 高温対策
- 高糖度トマト
- 鳥獣害