2023.04.01|その他
トマトの高温対策を試してみる
熊本のトマト農家、梶原耕藝です。
夏野菜の代名詞といえば、真っ先に思いつくのがトマト。
でも、意外と暑さに弱い植物だと知っている人は、少ないかもしれません。
それを伝えると「えっ?」と驚く人もいます。
ほ場があるのが標高600m以上で夏も涼しいとはいえ、真夏にはハウスの室温が35℃くらいまで上がれば、さすがのトマトにも影響がでます。
耐暑性は品種によっても違いますが、たとえばミディトマト「フルティカ」。
もっとも暑い8月上旬くらいになると、ヘタの周りが黄色く変色して固くなり、食味が落ちてしまいます。
強日射が当たることで起きる生理障害の1つです。
昨年は、この高温障害が発生して、商品としてお届けすることなく、泣く泣く廃棄したフルティカが多量にありました。
フルティカの高温対策をどうするかが栽培上の課題だったのですが、その1つとして今年は散乱光フィルムを使うことに。
通常使われている透明な天井ポリと違って、すりガラスのような見た目がトマトへの日射を抑えてくれそうです。
実際に張ってみると、パイプの影が地面に写らないので、うまく光が散っているのがわかります。
これで高温対策にどれくらいの効果があるのかわかりませんが、今までやむなく廃棄していたフルティカが、少しでも多くお届けできれば。
高温対策はトマトも大事ですが、作業している自分たちにとっても大事で、少しでも働きやすい環境に近づけたいですね。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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