2024.01.10|その他
公務員時代の記憶
このニュースを見て、県庁で働いていた時の話を思い出した。
当時の課長は、厚労省から出向で来られた30歳ほどの若い官僚でした。
東大卒で頭の切れるその方から、飲みの席で、厚労省在籍時の勤務状況について聞いたことがありました。
県庁に出向する直前、新法作成の担当になったそうで、俗に「タコ部屋」と呼ばれる部屋に移されると、約半年間カンヅメ状態。
法案作成のための部屋が「タコ部屋」と呼ばれるのは、1度入ると簡単に出られないからだそうで、帰宅するのは3日に1〜2時間程度。
ひたすら法案の原案を書いては、内閣法制局の恐ろしく厳しいチェックを受ける。
ボールを投げては打ち返されが延々と続く日々。
その審査を数ヶ月かけてクリアして、ようやく各政党の審査。
それからようやく国会審議を経て成立。
たった1本の法律も、多大な労力の末にできあがっていることを身にしみて感じました。
あれから10年…
昔からブラックで有名だった厚労省では、休職や退職の官僚が後を絶たないとのこと。
当時、にこやかに話を聞かせていただいたあの方は、今も元気で活躍されてるかなと、ふと思い出しました。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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