梶原耕藝

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2025.01.09|農家の日常

Today is a gift.

“Yesterday is history, tomorrow is a mystery and today is a gift. That’s why we call it the present.”

昔、とあるラジオで聴き、ずっと心に残っている言葉です。

訳すと、

「昨日は過去のこと、明日はミステリー、今日は贈り物。だから、今日をプレゼントと呼ぶ」

アメリカの作家が残したらしいんですが、良い言葉だなと感心しました。

giftとpresentをかけてあるのがおもしろい。

自分はどれくらい今を生きているだろうかと、自問自答することがあります。

過去を振り返れば、失敗もたくさんしてきました。

県職員だった当時も、若い頃は周りの人に迷惑をかけたし、時には仕事上のミスをフォローしてもらったりと、あの頃の自分をグーで殴りたい。

Uターンして就農してからも、自分の思うとおりに作物が育たないこともありました。

トマトをハウス1棟全滅させてしまったことや、目指したい農業スタイルを巡って意見が合わず悶々としたことも。

そして未来。

これだけ混沌として先の見えない世の中で、構造転換が進んでいく農業界で生き残っていくことができるか。

理想とする農家像に近づくことができるか。

不安はいつも抱えています。

むしろこれまでは、過去に縛られ未来を不安視してばかりで、現在を生きていなかったかもしれない。

しかし、もうずいぶんマインドセットが変わった。

今を精一杯生きようと考える癖がつくと、周りの目がほとんど気にならなくなることに気づきます。

自分がやりたいことに注力するようになると、他のことに気を取られるのがもったいなくなりますね。

今日は雪。

朝から少し体調がすぐれませんが、無理せず頑張ります!

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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