2021.02.22|その他
受け継ぐこと、変えていくこと
梶原家のあゆみを調べたくて、昔の写真が残ってないかアルバムの中を探してみました。
目に留まったのは1枚の写真。
若い父と母がトマトを収穫している Σ(゚Д゚)
しかも、父がパンチパーマ Σ(゚Д゚)
モノクロ写真だけど、これいつ撮った写真なんだろう・・・
母に尋ねてみても詳しくわかりませんでしたが、おそらく私が幼い頃に撮ったんじゃないかな。
若い頃の親の写真を見ると、何とも不思議な感覚になりますよね。
写真に映ってるのは、どうみても親なんだけど、親じゃない気もする。でもよく見たらやっぱり親だ。
そんな感覚です。
私は梶原家の7代目。
梶原家は代々、農家として続いてきました。
昔は米農家だったようですが、6代目である父の代から野菜メインに切り替わりました。
合併して山都町になる前の、清和村という中山間地が、生き残りをかけてトマトという果菜に活路を見出した時期です。
時代に合わせて農業のカタチを変えていくのって、簡単なようだけど、意外とむずかしい。
写真の中で収獲したトマトを見つめる両親は、少しでも美味しいトマトを、少しでもたくさん収穫できるように、数十年かけて努力してきました。
一方で、ますます先の読めない時代に変容していくなか、従来の農業に固執してしまうと、その変化に対応できずに少しずつ淘汰されていく・・これからはそうなっていく気がします。
変えていく、チャレンジしていく。
先祖から受け継いできたものを守っていく。
どちらか一方だけではなく、バランスをとりながら次の時代へと続く農業を目指していきたい。
この1枚の写真を見ながら、ふと思いました。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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