梶原耕藝

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2021.08.09|農家の日常

1年で1番の繁忙期を乗り越える

7月下旬から8月上旬にかけて、例年、トマトが最盛期を迎えます。

今年もこの間いろいろありました。

日差しを遮るものがないハウスの中、熱中症で具合が悪くなること・・・2回。

収獲しても収穫しても終わらずトマトが憎くなること・・・∞回。

でも、食べていただいたお客様から、

「美味しかったよ!」

とのお声をいただいたり、農家としてどんな気持ちでつくっているかを知って共感していただけば、そんな大変さもどこかに消し飛んでいくのですから不思議です。

うちは元々、トマトのほぼ全量をJAに出荷していました。

JAに出荷するメリットは、JAに販売を委託するので生産活動に専念できることで、生産者にとっては楽だし効率的な方法です。

しかし、お客様に農家の自分の思いや声を直接届けたいという気持ちで、直接販売にチャレンジしています。

JA出荷と違い、直接販売するのは自分で選別、梱包、発送する必要があって、見方によっては余計な手間がかかります。

一般的な農家からみればきっと、

「なぜそんな面倒くさいことを・・・(”_”)」

「その間、畑に行けばいいのに・・・(-。-)y-゜゜゜」

という印象でしょう。

でも、お客様とつながって関係性を築いていけるのは、直接販売でている農家ならではだと思います。

トマトをお届けするのではなく、トマトを創り出す際のドラマをお届けしたい。

自分にとって農家の理想形は、そんなところにあります。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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