2022.06.08|農家の日常
フルティカの収穫が楽しいのには理由がある
熊本の最高においしいトマト農家、梶原耕藝です。
1週間前に定植したフルティカの苗。
一斉に開花しはじめています。
中玉トマトのフルティカは、糖度が比較的高いうえに酸味は控えめなので、
「トマトの酸味はちょっとニガテで・・・」
という方にはおすすめの品種です。
また、果皮が薄いので、トマトを食べた時によくある”皮が口の中に残る感じ”が抑えられて、大玉に比べると食べやすい。
ミニトマトほど鈴なりに成ることもなく、1房あたり8~12個程度の着果数で、大玉トマトの倍くらい。
ついでに、農家目線で大玉トマトとの違いをいえば・・・
うちで栽培している「りんか409」のような大玉トマトは、手で収穫したあとに、ヘタに残っている軸をハサミでカットするひと手間が必要です。
果重が重いぶん、軸が当たると他の実を傷つけてしまうおそれがあるからですね。
一方、フルティカの場合は軽いので、軸をカットするひと手間が必要ありません。
この差は大きいと感じてます。
1日3,000玉収穫する場合、軸をカットするのにトマト1個あたり2秒かかるとして、
3,000(玉)×2(秒)=6,000(秒)
つまり、軸をカットする工程だけで、毎日100分かかっている計算になります。
軸のカットをしないだけで、ずいぶん収穫作業が効率化できるし、ハサミが必要ないのもうれしいところです。
(ただ、大玉トマトより収穫個数は倍以上ですが(;^ω^))
定植後に根回し水を与えて、スムーズに活着したので、これから一気に茎葉が伸び始めます。
大玉トマトよりも伸びるスピードが早いぶん、油断すると作業が後手後手になるので、ここからは気を抜かずに管理につとめますよー✊
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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