梶原耕藝

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2024.06.25|農家の日常

鳥獣害にはこんなのもあるって話

受粉用のマルハナバチが何者かに襲われて破壊されていました。

一体、その犯人とは…?

今朝ハウスに入ると、やけにハチの羽音が聞こえた。

今日は珍しく早い時間から飛んでるなと思って巣箱を見に行ったら…

マルハナバチの巣箱がひっくり返り、ハチの巣が散乱していました。

マルハナバチはトマトの受粉をしてくれる大事な従業員。

毎日せっせとトマトの花粉を集めて、巣箱にたくさんの花粉を持ち帰り、幼虫のエサにしています。

巣箱を入れていた発泡スチロール容器には、爪で引っ掻いたような跡が…

犯人はおそらく「アナグマ」。

巣箱にはハチの成虫のエサになる蜜が入ってるんですが、この蜜を狙って巣箱を襲ったんでしょう。

巣をメチャクチャに破壊され、雨に打たれてボロボロになったにも関わらず、親バチは懸命に幼虫の世話をしようとしてるので、胸が締めつけられます。

一度、巣箱の場所を覚えたアナグマは、また今度もマルハナバチの巣箱を襲いにくる可能性が高いです。

何か対策をしないと大きな影響が出ます。

頭が痛い…

農家になって初めて巣箱をアナグマにやられました。

農家を悩ます鳥獣害には、こんなものもあるというお話しです。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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