2020.04.20|本の紹介
ピョートルさん著『ニューエリート』を読んで
「何だ、農家ってエリートじゃん!」
それが、この本を読んだ時の感想です。
とても良い内容だったのでご紹介します。
著者のピョートル・フェリクス・グジバチさんはGoogleで人材育成を担当された方で、現在は独立して会社を経営されています。
この本は別に農業本でも何でもないんですが、「新しい価値」とか「新しい仕事」といったワードに魅かれて手に取ってみました。
著者はエリートの定義を、次の2つに分類します。
・オールドエリート=〇〇大卒、〇〇会社役員などの地位や肩書き
・ニューエリート=持続的に成長している人
一般的に「エリート」といえばオールドエリートのイメージですよね。
ただ、著者は、従来の資本主義が少しずつ形を変えていき、これからやってくるポスト資本主義社会の仕組みをつくっていく人こそが時代をリードしていく人だと言います。
大企業に就職しなくても、エリートコースに乗らなくても、新しいアイデアで0から1を生み出す人が成功者だと。
この本を読んで思ったんですよねー。
「農家だって十分エリートになりうる」って。
「持続的に成長している人」がニューエリートだとすれば、農業の可能性を信じて自己研鑽を怠らず、新しい農業のカタチを模索しながら日々成長し続ける農家は、エリートなのです。
あと、本の中で個人的に気に入ったフレーズは、
「難しい選択肢、難しい決断は、簡単な人生に繋がります。逆に簡単な選択肢、簡単な決意は、難しい人生に繋がります。」
自分も農業に転職して、これからの農家としての在り方を模索している身なので、もし迷ったら難しい方を選択したいと思います。
会社はいつまで安泰かはわからない。
今回のコロナパニックのように、国や地域社会を崩壊させてしまいかねないことがいつ起こるかわからない。
こんな突然やってくる大きな変化を受け入れ、乗りこなすことができる、少なくとも変化する前提で行動する。
それが大事なのだと思いますね。
とはいえ、エリートになるためにはまだまだたくさんやるべきことが山積みです(;^_^A
ですが、少なくとも何か行動する。
何もしないまま時間だけが過ぎていく状態はもったいない。
だからこそ、人から喜ばれ感謝される農家になるために、これからも自分磨きを怠らずに邁進していきます✊!!
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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