2020.05.10|農家の日常
今シーズンのトマトをご紹介!
昨日は久しぶりに雨が降りました。
最近はずいぶんカラカラに乾燥していたので、田畑を潤す雨になったんじゃないかな。
定植作業も前半戦がやっと終わりましたが、ずいぶんとたくさん黄色い花が開いてきました。
つかの間の安息で一呼吸つけたところなので、今シーズン栽培しているトマトについてご紹介します。

こちらは大玉トマトの『りんか409』。
山都町では広く栽培されている品種で、収量、食味、耐病性のバランスがとれた品種です。

つづいて、ミディトマトの『フルティカ』。
中玉トマトの中では糖度が高く、病気にも強く、大きさも食べやすい人気の品種です。
酸味は少し控えめ。
同じミディトマトでももっと栽培しやすい品種もあるのですが、私はフルティカの食味がとても好きで、子どもたちがいつも欲しがります。
今後もっと栽培技術を高めていって、うちの主力商品の一つにしたい品種です。

最後に、番外編ですが『トマトベリー』。
ミニトマトの一種で、糖度も高く、イチゴのようなハート型になっているのが特徴。
見た目もとてもかわいらしいので、今年、試験的に植えてみました。
栽培本数は少ないですが。
うまく育つかどうかまだ分かりませんが、将来性がちょっと楽しみな品種でもあります。
以上、まだ苗の写真ではありますが(笑)、こうやって見比べると、大玉・ミディ・ミニと草姿に違いがあるのがわかります。
大玉は茎や葉もガッシリとしていて、花は大きいけど数は多くない。
一方、ミニの場合は茎葉がスラっと細く伸びて、花数が多い。
ミディはその中間といった感じ。
それぞれの品種ごとに栽培管理のしかたも異なってきます。
新しい品種だと試行錯誤しながらだから難しいですけどね。
以上のようなラインアップで今年も頑張っていきます!

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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