梶原耕藝

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2020.05.27|その他

子どもに明るい未来を見せる

昨日の長男(中2)との会話より。

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私「そういえば、お前は将来の夢とか目標とかあんの?」

長男「んー、まだよく分からんけん、何したいか決めとらん」

私「まあ、目標なんてその都度変わっていくけん、ゆっくり考えるとええよ。ところで、農業なんてどうなん?」

長男「いずれはせなんかなーて思っとるよ」

(ここで、心の中で密かに小さくガッツポーズ✊)

(ただ、「したい」じゃないのがちょっと気にはなる・・)

私「おお、良いんじゃない?農業はやり方次第だけど、これからおもしろくなるぞ」

長男「へえ、そう」

私「もしお前が一緒に農業するってなったら、お前がやってみたいように自由にさせてやるけん」

長男「なんで?」

私「時代が変われば農業のカタチも変わる。10年、20年先にはお父さんも時代に付いていけなくなってるかもしれんけんね」

長男「ふーん・・・」

私「でも、もし農業をやりたいって思ったとしても、いきなり農業しなくていい。まずは社会に出ていろんな人と出会って、農業以外のこともたくさん勉強した方がええと思うぞ」

長男「ん、まあ、オレもそうするつもり」

私「勉強といえば、定期テストはどうだった?」

長男「そんなに難しくなかった。理科は鉛の元素記号(=Pb)だけ分からんかった」

私「農業も元素記号とか化学式とか、知ってたら役に立つぞ。学校で習っても意味ないと思ってた知識が、大人になったら突然役に立つこともあるけん」

長男「おもしれーね」

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自分が長男と同じ年齢のころ、親から「農業はせんでええ」「農業に明るい未来は無い」と言われてきました。

だから、昔の自分の選択肢には農業はなかった。

たしかに、農業は甘い世界ではない。

でも、甘くないのはどんな職業だって同じ。

若い人にとって、農業が職業として選択肢のひとつになるためには、明るい未来も開けてるんだよと見せてあげないといけない。

息子たちに、農業で自己実現しようとしている姿を見せてあげるのが、親としての自分の役割だと思ってます。

まあ今後、息子が「やっぱ農業したくない」って言いだす可能性もゼロじゃないですけどねー(;´∀`)

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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