2020.07.15|学習・研究
農業は「脳業」である
(株)農テラス主催の「農業マーケティング講座」。
これまで、農業をマーケティングの視点から捉えて、自分がお客様から選ばれる農家になるために必要なことを学び続けてきました。
講座も今回が最終講。
テーマは、ずばり『脳業』。
手だけじゃなく”脳”を動かすことが大事、ということです。
「”脳”を動かす」という意味は、脳という道具に「お客様のことを考えろ」と命令し続けなければならないということ。
日々の作業で忙しい時も、仕事から帰ってつかの間の休息時間も、常にお客様のことを意識しなければならない。
そうでなければ、お客様から本当の意味で
「この人から買いたい」
「この人なら信用できる」
と感じてもらえるような農家にはなれない、と理解しました。
これはできそうで意外に難しい。
農家は生産活動に集中するあまり、どうしてもお客様目線がおろそかになりがち。
でも、お客様のことを意識するって他の業界ではごく当たり前です。
農家が商人頭になりきるためには、日々のイメージトレーニングの積み重ねが必要だと思います。
私は、お客様と直接つながり、成功も失敗もすべて知っていただいたうえで、健康と幸せをお届けできるような”D2C農家”(※)になりたい。
そう決めてから、ここまで少しずつ歩みを始めてきました。
でも、まだまだ自分がお客様のことを考え抜くことができていなかったことを改めて知ることができた。
お客様から選ばれ、感動していただき、幸せの輪が人から人へ広がっていく・・・そんなD2C農家を目指します。
(株)農テラスの山下社長、4日間に渡る講座ではお世話になりました。
ほかの農業セミナーではなかなか得られない視点を学べる貴重な時間でした。
あとは、これから自分がアウトプットに変換するだけです。
私がお客様に提供できる「価値」は何か。
その「価値」が伝わる方法は何か。
これからもっと探求していこうと思います!
(※D2C = Direct to Consumerの略で、直接販売のこと。)

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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