梶原耕藝

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2021.03.02|農家の日常

ビニールハウスの被覆作業(その2)

ここ最近は、農家泣かせの日が続いています。

天気もぐずつく日が多いし、晴れてもやたら風が強い。

もう3月に入るので、ビニールハウスの被覆をしたいんだけど、風の強さに躊躇してしまう。

いつまで待っても仕方ないので、ビニールハウスにフィルムを被せる作業をしました。

風が強い日にフィルムを張るのは、とにかく人手が大事。

押さえておかないと、突風が吹いたりしたらフィルムが持っていかれることがあります。

昨日は前日までに比べて多少風が弱まったので、一気に張ってしまいます。

今回張るフィルムは、冬の間、ハウスの天井に巻きあげておいたもの。

本当は、毎シーズン新しいフィルムに全ハウス張り替えるのが理想ですが、ちょっともったいない(;’∀’)

要は「使いまわし」です(笑)

フィルムはだんだん汚れてくると、太陽光の透過率が落ちてきて、光合成を妨げる影響が出てくるので、長く使わないように更新していきます。

フィルムをハウスの天井に巻きあげているのは、再度張り直すときに広げれば良いだけなので素早くできるからです。

じゃあ、張りっぱなしにしとけば良さそうですが、大雪が降る日は、雪の重みでハウスの鉄骨が歪む心配をしなきゃいけなくなります。

また、雪や雨に当てることで、前作で圃場内に残った肥料成分などを水で流して、土壌バランスを保たせる役割もあります。

巻き上げたフィルムはひもで縛って固定していますが、脚立に登ってほどくのは面倒なので、高枝切りハサミを使ってほどいています。

ハサミでひもを挟んで引っ張ると、ひもが簡単にほどけて便利(^^)

時おり風は吹いてきましたが、何とか予定どおりの作業を終えることができました。

3月に入って、いよいよ慌ただしくなってきた毎日です。

梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)

1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

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