2023.01.14|農家の日常
農家だからこそ一流の料理を味わうべし
熊本のトマト農家、梶原耕藝です。
「農家だからこそ一流の料理を味わうべし」
ある農業経営者からのアドバイスを、心の中でかみしめました。
昨日は天気もあまり良くなかったので、外でランチをとることに。
行ったのは美里町の『The Keystone Garden』。
古民家をリノベーションしたオーガニックレストランです。
最近ごぶさたで伺えてなかったので、久しぶりに料理を堪能したくなりました。
あらゆる食材を徹底的にオーガニックにこだわり、かつ、ハーブをふんだんに使った料理はレベルが高い。
料理だけでなく、アンティーク家具が並ぶ店内は、非日常を味わう意味でも最適な空間です。
平日の昼間ということで、オーナーとゆっくりお話しすることができました。
まだ農家として駆け出しだった頃、
「農家が経営者になるために、まず必要なことは何だろう」
と考えていたことがありました。
当時、日本農業法人協会の会長をされていた方から言われたのが、
「まずは、できれば月1回、一流の料理を食べに行きなさい」
というアドバイスでした。
農家の産みだす作物が、一流の料理人によってどう調理され、どう表現されるのか。
どんな食材が求められているのか。
それを定期的に五感を使って知ることが第一歩、だと。
なるほどなー、と納得しました。
農家にとって畑は現場そのものですが、畑にいても見えないものはあります。
経営について学ぶだけでなくて、プロの農家になりたければプロの料理やおもてなしを知るべしというアドバイスだったと思います。
高価な料理も、自己投資と割り切れば意外と高いと思わない不思議。
今は農閑期ですが、この時期は骨休めをする時期ではなくて、自分が目指す農業は何かを考え、未来のために種をまく時期だと改めて思わされた一日でした。
・・・ていうか、単においしいものを食べに行きたいだけなんですけどね。
梶原耕藝 代表梶原甲亮(かじわらこうすけ)
1976年生まれ(43歳)。熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!
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